滅菌対策について
皆さんは院内感染問題をご存知ですか?
院内感染。最近、テレビや新聞などでも取り上げられるこの問題をご存知でしょうか?
特に、2014年5月26日の読売新聞では、
「歯を削る機器を7割の歯科医院が滅菌せずに使い回ししている」
という衝撃的な記事が掲載されました。
本当に院内感染を甘く見ているんだなぁと、同業ながら恐く感じます。
前の患者様がなんらかの病気に感染している場合(エイズや肝炎ウィルス等)、使用した器具をしっかりと滅菌しなければ、次の患者様に感染してしまうこと。
それが、院内感染です。非常に怖い話ですよね。
でも、患者さんには滅菌しているかどうかなど知りようがありません。
病気を治しに来たのに、病気にかかってしまうなんて、そんな馬鹿げた話はありませんよね。
皆様も、まさか「私が通っている医療機関に限って!」とお思いになるかもしれません。
もし、お時間があるのであれば、「院内感染 ニュース」と検索してみて下さい。
全国で多くの方が、医療機関の過失により院内感染の被害にあっておられます。
私は「大和田旭歯科では絶対に院内感染を起こさない!」そう心に誓っています。
具体的には、どのような院内感染対策を行っているか?
普段使用する手袋やマスク、コップなどを使い捨て(ディスポーサブル)にすることは当たり前ですが、消毒や滅菌については、どんどん高性能な機械が出来ており、大和田旭歯科医院では、そうした最先端の滅菌システムを積極的に導入しています。
DACユニバーサル
Sirona社製のタービンを滅菌する最新機械DACユニバーサルです。
タービンとは、歯などを削る回転切削器具の一つで、「キィ~ン」と歯を削る器具といえば分かりやすいかもしれません。実は、このタービンはなかなか滅菌することが難しい器具で、今でもほとんどの歯科医院では滅菌しておりません。
しかし、たった1回の使用でも、血液や細菌が付着します。
DACでは、「バックフラッシュ」という独自の滅菌工程で、タービンの内部を隅々まで確実に滅菌します。
クラスB オートクレーブLisa
オートクレーブは、ほとんどの歯科医院で使用している滅菌器ですが、このLisaはヨーロッパ基準(prEN13060)で、あらゆる種類の被滅菌物を安全に滅菌することができ、今までの滅菌器よりもさらにきびしく、医科で使用されている大型滅菌器の規格(EN285)に準じた滅菌精度を誇ります。
専門的ですが、次のような特徴があります。
- 真空と蒸気の注入を繰り返すことにより、従来では滅菌できなかった箇所も滅菌できる。
- 乾燥時には、ドアを開けず0.3ミクロンのバクテリアフィルターを通した清浄な空気の流入と真空を繰り返すことにより、外部の雑菌をいれずに清潔に乾燥できる。